赤ちゃんだった我が子も、早いもので七五三。
親としてはいろいろ準備して、いい思い出になるようなイベントにしたいですよね。
ただそんな時に、祖父・祖母が突然の他界…なんてことも起こりえることです。
喪中の七五三ってどうしたらいいの?
家族の写真撮影なんてしたら非常識?
そんな喪中の七五三にまつわる疑問に迫ってみました。
喪中の七五三はやってもいい?
喪中に七五三などのお祝いごとをするのは、気が引けるし非常識なのでは?と思われる方も多いでしょう。
結論から言うと、忌中はNG、喪中はOKということになります。
忌中も喪中も、本来は故人との関係によって期間が違っているのですが、
最近では一般的に、次のように考えられています。
忌中…故人逝去後、七七日=四十九日まで喪中…通常、一周忌(死去一年後)までの一年間のこと |
忌中期間は、全てのお祝いごとを控え、神社への出入りもしてはいけないと言われています。
故人を亡くして間もないと、親族の気持ちの整理もついていないことがほとんどだと思います。
七五三のお参りは慎んだほうがいいという考え方が主流です。
一方、喪中の七五三については、問題ないという見方が多いようです。
七五三は本来お祝いごとではなく、厄払いの意味を持つ節目の行事だとも言われています。
ここまで無事に成長できたことを氏神様に感謝し、今後も守ってもらえるよう祈祷するのです。
また、3歳であれば「髪置きの儀」(髪を初めて伸ばし始める儀式)
5歳は、「袴着の儀」(袴を初めて身に付ける儀式)
7歳は、「帯解の儀」(着物に初めて帯をつける儀式)というように、
七五三は、子供の成長の節目に当たる儀式でもあります。
もちろんお祝いの意味もあるのですが、結婚式のように大勢でお祝いするというよりは、子供の成長の区切りを祝う行事である、と言えると思います。
そういった意味から、喪中であっても七五三のお祝いをしてもよいとされているようです。
また、故人であるおじいちゃんやおばあちゃんは、孫の七五三を喜んでくれるはずです。
七五三を無事迎えられたことを、故人に報告して喜んでもらえるのであれば、忌中、喪中問わずに家族で相談して行う、という考え方もあります。
忌中や喪中に七五三の記念撮影してもいい?
それでは、七五三の記念撮影はどうでしょう。
七五三のお祝いは、忌中は控えるべきというのが一般常識ですが、
不幸は突然ありますし、もう七五三の準備しちゃってたのに…ということもあるでしょう。
忌中であっても写真撮影だけはする、というのが一般的なようです。
喪中の場合は、お参りも含めて写真撮影しても問題ありません。
忌中や喪中で写真撮影だけした場合は、翌年改めて七五三のお祝いをすることになりますね。
せっかくの記念ですから、どうするかは家族でよく相談して、悔いの残らないようにしたいものです。
まとめ
忌中、喪中の七五三をどうするか、お参りや写真撮影、衣装や食事など、家族にとっても我が子にとっても、一生に一度の大きなイベントなだけにいろいろ悩んでしまうかもしれません。
一般常識で判断することも大事ですが、一番重要なのは家族の考え方を尊重することのような気がします。
喪中に七五三をするなんて!という考え方のご両親の場合、理屈をいくら並べても納得してもらうのはむずかしいでしょう。
特に義理の両親の気持ちや考え方を無視することだけは避けたほうがいいと思います。
子供のためにも、皆が笑顔で臨めるような七五三にしてあげたいですね。
関連記事
コメント