先日近所のダイソーに行ったら、緑色のグッズのコーナーができていました。
よく見てみると緑のクローバーや帽子などに「セントパトリックデー」と書いてあります。
セントパトリックデーって何の日なの?
どんな意味があるイベント?
どうして緑色がモチーフなの?
今回はセントパトリックデーについていろいろ調べてみました。
セントパトリックデーとは?どんな意味があるの?
セントパトリックデー(St. Patrick’s Day)とはアイルランドの守護聖人、聖(セント)パトリックを祝う日です。
セントパトリックとは、アイルランドにキリスト教を広めた人物です。
432年、布教のためアイルランドに送られたセントパトリックは、アイルランド中を旅しながら各地に教会や修道院、学校を建てキリスト教を広めたといわれています。
アイルランドでは非常に慕われている聖人で、セントパトリックの祈りでアイルランドから野生の蛇がいなくなったという逸話もあるんだとか。
そんなセントパトリックを記念して、命日である3月17日が「セントパトリックデー」と呼ばれるアイルランドの祝日となっているのです。
アイルランド本国のみならず、アイルランド系の移民が多く暮らすアメリカやオーストラリアなどでも、セントパトリックデーは盛大にお祝いされるお祭りとして知られています。
セントパトリックデーにはなぜ緑が使われるの?
セントパトリックデーのシンボルカラーが緑色なのにはいくつか理由があります。
一つ目の理由は、緑の多い美しい国アイルランドが「エメラルド色の島」と呼ばれていることからきています。
アイルランドのシンボルカラーが緑なのは、ワールドカップなどでもお馴染みですよね。
アイルランドといえば緑、というイメージが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、セントパトリックのシンボル=シャムロックからきています。
シャムロックとはクローバーなどの若い牧草の総称で、1つの茎から3枚の葉が出ている草のことです。
セントパトリックが布教の際に、キリスト教の三位一体を説明するために葉が3枚に分かれたシャムロックを用いたことから、セントパトリックのモチーフとして緑色のシャムロックが使われているのです。
シャムロックの緑色が二つ目の理由というわけです。
これらの理由から、セントパトリックデーには緑色のものを身につける習慣があるのです。
シャムロックと並んで、緑色の帽子もセントパトリックデーの代表的なモチーフです。
これはアイルランドの妖精レプラコーンの帽子を表しています。
レプラコーンはいたずら好きな職人の妖精で、うまく捕まえられれば黄金のありかを教えてくれると信じられています。
レプラコーンとコインがセットになって飾られたりすることも多いですね。
またハリーポッターシリーズにもレプラコーンが登場しています^^
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の冒頭、クィディッチワールドカップ決勝のアイルランドチームのマスコットとして、レプラコーンが偽の金貨を降らせるシーンがあります。
クィディッチアイルランドチームのユニフォームはもちろん緑色ですよ。
日本でも行われるイベント!セントパトリックデーパレードに参加してみよう
アイルランドのキリスト教のお祭りなんだから、セントパトリックデーなんて関係ない?
そんなことはありません!
アイルランド人のフレンドリーで楽しいことが大好きな国民性から、セントパトリックデーは今や世界中で誰でも参加できる盛大なお祭りになっているのです。
メインイベントは各地で行われる「セントパトリックデーパレード」。
ここ数年、日本でもあちこちでセントパトリックデーパレードが催されるようになってきました。
あまり馴染みがないかもしれませんが、お祭り気分での参加大歓迎とのこと。
春らしい緑色を身につけて、お近くの会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
2016年 セントパトリックスデーパレード&フェスティバルのスケジュール
3月12日(土) | 横浜パレード
伊勢音楽イベント 熊本パレード 福岡音楽イベント |
3月13日(日) | 千葉パレード
松江パレード 福岡パレード |
3月19日(土) | 名古屋パレード
沖縄パレード |
3月20日(日) | 東京パレードとフェスティバル
大阪パレードとフェスティバル 高松パレードとフェスティバル |
詳しくは>>アイリッシュネットワークジャパン<<でご確認ください。
終わりに
セントパトリックデーについてご紹介してきました。
キリスト教のイベントでありながら、宗教色よりは春のお祭りとしての意味あいが強くなっているようです。
グリーンカラーも春らしくて何だか素敵ですよね。
今年はセントパトリックデーパレードにぜひ参加してみませんか(^^)
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