インフルエンザってA型かB型に一度かかれば、そのシーズンはもう感染の心配がないのでしょうか?
違う型にもう一度かかることはある?
A型が治ったら今度はB型の診断、これってアリなの?
今回はインフルエンザA型とB型の両方にかかることはあるのかご紹介したいと思います。
インフルエンザA型とB型、違う型にまたかかることはある?
この冬はインフルエンザA型にかかったから、B型が流行しても感染の心配はないよね?
そう思いたいところですが、残念ながらそんなことはありません。
インフルエンザのA型とB型、ワンシーズンで両方の型にかかることはあり得ることなんです。
なぜなら、同じインフルエンザといってもA型とB型では別の種類のウィルスだからです。
一度感染したウィルスに対しては体に抗体ができるので、全く同じウィルスには免疫が働きます。
でもちょっとでも種類の異なるウィルスには抗体がありませんので、また感染してしまうことは十分あるのです。
インフルエンザウィルスは常に変異していて、その変異のスピードは人間の進化の100万倍から1000万倍とも言われてます。
人類が100万年から1000万年かけて進化していく過程を、インフルエンザウィルスは1年で変異することができるということですね。
また、体内に入った1個のウィルスは1日で100万個にまで増殖するという説もあるんです。
恐るべきインフルエンザウィルスのパワー…
ですよね(;’∀’)
このように驚異的な感染力と変異のスピードを持つインフルエンザウィルスですから、A型とB型両方の型にかかるくらいは珍しいことでもありません。
それどころか短期間で同じ型のインフルエンザにかかってしまうこともあるくらいです。
一度かかったらしばらくは大丈夫ということはないので、インフルエンザの流行中は体調管理をしっかりするようにしましょう。
詳しくはこちらの記事
>>インフルエンザって同じ型に何度もかかってしまうもの?<<をご覧ください。
インフルエンザに何度もかかるのを防ぐ対策とは?
残念ながら、インフルエンザにかかることを予防できる確実な方法はありません。
予防接種、手洗い、加湿、マスクなどいろいろな対策がありますが、何をしてもかかる時はかかりますし、家族が全員感染しても自分だけ無事ということもあるでしょう。
ただ1つ言えるのは、インフルエンザにかかる時は免疫力が低下している時だということです。
特に短期間でインフルエンザに何度もかかってしまうのは、最初にかかったインフルエンザで体力や免疫力が低下していて、別のインフルエンザにかかりやすくなっている状態だったからとも考えられます。
A型がやっと治りかけた時に今度はB型になってしまったという話も、まわりで何度か聞いたことがあります。
仕事や家事などで忙しい人ほど無理をしがちですが、インフルエンザにかかってしまったらゆっくり休むいいチャンスだと思って、体力がしっかり戻るまで静養するようにしましょう。
インフルエンザに何度もかかるのを防ぐには、疲れをためず無理をしないで、自分の免疫力を低下させないようにすることがポイントですね。
終わりに
インフルエンザにかかったばかりでまた体調が悪くなっても「まさかまたインフルってことはないよね?」と思ってしまいませんか。
でも違う型でも同じ型でも、立て続けにインフルエンザにかかることは十分あり得ることです。
一度感染した後でも、再度インフルエンザを疑うような症状があれば、すぐに病院で検査を受けるようにしましょう。
インフルエンザに何度もかかるのは本当につらいものです。
できれば一度もかかることなく、インフルエンザの流行シーズンを乗り切りたいですね。
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